なぜ筋トレ中に大きな声を出すのか?(ウザい)

ジムで大きい声を出す輩(クラスタ)がいる

スポーツジムの筋トレエリアでは時としてうめき声や大きな掛け声、ひどい場合は叫び声級のものが聞こえてきてびっくりします。

え、やだ怖い。

そんな感想を持つ人は少なくないでしょう。

かく言う私も最初はそうでした。

それが今ではどうでしょう。

スクワットの終盤のレップでは必ずうめき声、調子に乗ってる時は「おりゃっっ!」と発声します。

なぜ筋トレ中に大きな声を出すのか?

なぜ筋トレ中に大きな声を出すかというと、そのほうが力が出るからです。

声を出すことでアドレナリンが放出され、血圧や心拍数があがり、通常(無発声時)よりもパワーが出る仕組みです。

通常の人間の脳は潜在的な能力の数十パーセントしか発揮しません。

しかし、発声することでこのリミットを超えことが可能になるのです。

声を出す→アドレナリン放出→心拍数や血圧を上げる→筋力が上がる

こうしたメカニズムがあるため、筋トレマッチョ達は声を上げるのです。

 

よく考えるとスポーツにおいて声を出すということはいたって普通です。

私は野球をやっていたことがありますが、練習中も試合中もひたすら声を出していました。

守備の際、ピッチャー以外の野手が何かしらの声を上げています。

「バッチコーイ!」とかそういうやつです。

 

また剣道も良い例でしょう。

面を狙いに行く際に「キエエエエエエエ!」とか叫んでますよね。

事情を知らない人があの声を聞いたら「なにごと?」となりますが、あれもアドレナリンを放出して自分の運動能力を上げるのです。

必殺技を出す時に必殺技の名前を叫ぶアレ

声を出すことでアドレナリンを放出し、運動能力を高めるという戦略は、漫画の世界でも常識です。

ドラゴンボールの孫悟空はかめはめ波を出す時「かーめーはーめー波ぁ!」と発声します。

聖闘士星矢のアンドロメダ駿は、攻撃の際に「ネビュラチェーン!!」と叫びます。

かっこいいからやってる、というのは表層的な観察です。

「ヒーローが必殺技を繰り出す時必殺技の名前を叫ぶ」問題は、アドレナリンを放出して、いつも以上に力を発揮するための彼らライフハックだったのです。

 

ヒーローが必殺技の名前を叫ぶこと、筋トレ時に声を出すこと、これらは同じ動機です。

通常時の脳みそにリミットがかかる以上、なんとかしてそのリミッターを外したい。

脳のリミッターを外すための方法が「大きい声を出す」ということなのです。

最後に

小学生の時空手を習っていました。

正拳突きや回し蹴りを入れる際に掛け声である「セイ!」を言わされたのを覚えています。

ボクシングやUFCでの試合で、攻撃の際に掛け声をかける選手は見たことがないです。

おそらく何かしらの理由があるのでしょう。

発声することで次の動作に移行するのが遅れる、とか。

発声することでアドレナリンを放出する方法は、ある一定の方向へ力を放出するには効果がありそうですが、ボクシングやキックボクシングのように常に敵の攻撃を受ける・かわすというリアクションが必要な場合には不利になりそうです。

香港のカンフー映画では攻撃のたびに「はっ!」とか「ほっ!」とか「はいやーっ!」とか言って忙しいですが、あれはあくまでエンタメということなのでしょう。