留学しても英語が上達しない人の特徴5つとその対策

アメリカで6年間の留学生活、および数年間の社会人生活を経験している私が、英語が上達しない日本人の特徴を考察してみます。

この特徴を踏まえることで、せっかくの留学の機会を無駄にせず、ぐんぐん英語を伸ばしていくことができます。

今回のエントリの構成は、英語が上達しない人の特徴→その対策を提示→TOEIC 900点狙えるよ、です。

留学しても英語が上達しない人の特徴5つ

  1. 日本人とばかりつるむ
  2. 日本語のコンテンツばかり触れている
  3. 口数が少ない・友達が少ない
  4. 基礎学力が足りていない
  5. 耳が悪い

5つを箇条書きにしてみました。こうして見ると我ながら普通のことしか言ってませんね。でもこれが現実だと思います。ひとつづつ見ていきましょう。

1.日本人とばかりつるむ

アメリカの大学や大学院に留学しても、日本人ばかりとつるむ人がいます。

こういう人は英語は上達しません。

かくいう私もそうでした。

異国の地で出会う同郷の人とはすぐに仲良くなれます。だって日本や日本語という大きな共通点があるので。

しかし、英語を上達させるためには、日本人とつるんでばかりいてはダメです。

アウトプットの機会が減るから。

これ、言うは易し行うは難しです。

私もそれはよくわかってます。

まだ自信が無い英語で、気心しれた友だちを作ろうとすると、実はけっこう大変やな、と気づくのにそんなに時間はかかりません。

これはパーソナリティにもよりまして、つたない英語で自分をさらけ出せる人はすぐに友だちができる人もいます。しかし、そんなメンタルを持った個人は少数です。

これどう対策したら良いでしょう?

留学先で日本人ばかりとつるんでしまう私は、どうすればいいか?(対策法)

まずは他のアジア系留学生と仲良くなろう。

私がアメリカの大学に来たばかりの時、どうしても現地のアメリカ人学生と話すのが怖かったことを覚えています。

自分の英語に自信がなく、ネイティブ英語スピーカーに話すことが怖かったです。

これ、しょうがないと思います。ここをいきなり克服できる人ってすごく少ないと思います。

なので、いきなり英語ネイティブの友人を作ろうとするのではなく、同じ留学生と仲良くしてみましょう。

私はひねくれ者だったので、「他のアジア人留学生と仲良くなるなんて」というマインドが頭の片隅にあり、積極的にコミュケーションを取ろうとしませんでした。

そうではなくて、積極的に他の留学生と仲良くなってみましょう。

アジア系であれば共通の話題が多く、会話が盛り上がりやすいです。

アジア圏で育った人は、日本のポップカルチャー(ファッション、エンタメ等)の知識がある場合が多く、こちらとしては楽です。

日本人ばかりとつるんでしまう人は内気な性格の場合が多いでしょう。そうであれば、ゲームやアニメ、漫画の話だとできたりしませんか?この分野はアジア系に限らず、意外と話が盛り上がりますよ。思い切って話題を振ってみましょう。

2.日本語のコンテンツばかり触れている

スマホ、SNSで日本語のコンテンツばかり触れていると英語が上達する速度が鈍ります。

かくいう私ですが、2ちゃん大好きマンでした。2ちゃんねらーってやつでした。

今だとツイッターをはじめとする各種SNSを日本語で触れてる人は注意が必要でしょう。

ネット文化は深くておもしろいです。更新頻度が高いです。だから中毒になります。

ネット文化だけでなく、マンガ文化もヤバいくらいおもしろいですよね。

(民放ドラマくらいでしょうか、海外に行ったらその存在をきれいさっぱり忘れられるのは)

海外に留学しても日本語のコンテンツを消費し続けたい気持ちはわかりますが、それでは貴重な英語のインプットの機会を食ってしまいます。

日本語のコンテンツばかり消費してしまう私はどうすれば良いか?(対策)

アメリカのドラマを見てみましょう。

すげーおもしろいから。ハマるから。

日本の民放ドラマが霞みますよ。

お気に入りのドラマが一つ、二つ見るかると、英語のインプットがはかどります。

私の場合は、フレンズでした。月並みですよね。でもフレンズ全シーズン全話コンプリートした時には、かなり英語のリスニング力が上がってました。ちなみに、気に入ったエピソードは何回も見ました。フレンズだけで、多分TOEICのリスクニングは400点超えたんちゃうかなと思います。

フレンズ以外では、HEROSという超能力もの、プリズン・ブレイクという脱獄もの、The Officeというコメディ等などで相当リスニング力と語彙力が鍛えられました。

3.口数が少ない・友達が少ない

これ、私のことです。

当たり前なのですが、口数が少なかったり、友だちが少ないと英語のアウトプットの機会が極端に減ります。

私の場合、下手したら1週間に他人と英語で何分しゃべった?くらいのときもありました。特に夏学期を履修してる時とか。

あなたもそうですか?痛いほど気持ちわかりますよ。

なんだったら、日本でうまく友だちが作れないから、海外に逃げてきた、みたいな人もいるでしょう。それも私ですが。

口数が少ない・友だちが少ない私はどうすれば良いか?(対策)

対策は、何もしない

いや、冗談ではないです。

こればっかりは、私はどうしようもできませんでした。対策しようにも無理でした。

だって、そういう性格なんだもん、と。

でも、この点以外の特徴(1,2,4,5)については、しっかり対策をたてました。それらを克服しようと努力しましたね。その甲斐あってか、学部が終わるころや大学院を卒業して日本に帰るころには、そこそこ英語を話せるようになっていました(TOEIC 900点以上)。

4.基礎学力が足りていない

これは、留学生よりも駐在員や駐在員の奥さんにより見られる特徴ですね。

英語の基礎知識が十分でないので、どれだけ英語のシャワーを浴びても、すべて跳ね返して、ひとつも身になってない、ってやつ。

最低でも日本の中学3年生の英語の教科書の知識は付けておきましょう。

日本の高校3年生の教科書であれば、8割は理解できる知識を付けておきましょう。

ある程度の知識のベースがあれば、知識が雪だるま式に増えていきます。そうすると、英語学習がどんどん楽しくなり、モチベーション・マネジメントがすこぶる楽になります。つまり、「勉強しなきゃ」という意識なしに英語に触れていくことができます。これはある種英語学習者のゴールですよね。

基礎学力が足りてない私はどうすれば良いか?(対策)

繰り返しになりますが、中学3年生の英語の教科書をマスターしましょう。

高校3年生の英語の教科書は8割、理解できるようにしましょう。

もし、日本の教科書を復習するのが嫌だ、という場合、アメリカの大学付属のESL (English as second language)クラスを取りましょう

アメリカでは、英語教授法(TESOL)がかなり洗練されています。日本の英語の先生に教えてもらうより、TESOLを訓練したアメリカの先生のもとで教わる方が数倍はかどります。

先生だけでなく、教科書もアメリカ製のものが断然良いでしょう。

うん、当たり前のことしか言ってませんね。でもこれが私の実感です。

最後にもう一点。日本の大学受験英語は、結構使えます

つまり、日本の大学を受験するために英語を勉強していた人は、知識レベルとしてはそれで十分です。リスニングとスピーキングは全然足りてませんが、基礎知識(単語、文法)はそれ以上要らないです。

5.耳が悪い

これだけ抽象的な言い方になってしまっています。

耳が悪いとは、英語ネイティブの発音を聞き取れない、ということです。

で、リスニングができないと、スピーキングにも支障をきたします。

読解・英作文中心の英語学習を日本が続ける限り「英語耳」の問題はずっと解消されないと思います。

年齢が若いうちに留学すると、割りと英語耳は発達するのですが、私のようにすこし大人になってから留学した人間には痛い問題です。

耳が悪い私はどうすれば良いか?(対策)

耳が良い悪いは、なんか才能による部分が大きいと自分では思っているのですが、それだけではこのエントリを書く意義がありません。

私が英語耳を鍛えた方法は、シャドーイングです。

シャドーイングとは、英語ネイティブのスピーチを聞きながら、同時にそれを真似して話す英語訓練法です。

(シャドーイングについては、「10年間アメリカで暮らす男がオススメする英語学習法」に紹介してます)

シャドーイングってのは、英語のスピーキングのアウトプットを無理やり作り出す方法でありながら、強制的にインプット(リスニング)する方法でもあります。(シャドーイング最強説)

アウトプットの精度を上げようとすればするほど、インプットへの集中が高まる、というメカニズムの訓練法です。

私は、シャドーイングを取り入れたことで、いわゆる「英語上級者」という自信を得ることができました。

おわりに

留学しても英語が上達しない日本人の特徴5つを見てきました。

整理すると、「アウトプット」と「インプット」の不足による、ということです。

  1. 日本人とばかりつるむ←アウトプット不足
  2. 日本語のコンテンツばかり触れている←インプット不足
  3. 口数が少ない・友達が少ない←アウトプット不足
  4. 基礎学力が足りていない←インプット不足
  5. 耳が悪い←インプット不足

各特徴についてはなるべく具体的な対策を挙げたつもりです。

これらを卒なくこなせることができればTOEIC900点は間違いないです。

(留学経験者の方は、TOEICの点数がなんの意味ももたないことは分かっているでしょうが。まあ、あくまで目安としての900点です。)

ここで、上記で紹介した対策以外の最強の英語アウトプット&インプット法を紹介しましょう。

それは、彼女を作る。または、彼女を作ろうとする、です

使い古された言説ですが、これは真実だと思います。

女の子と(英語で)デートできるやつって英語上手でした。

自分をアピールするために必死になりますもんね。

注意点は、英語が上手なやつが、女の子とデートするのではないです。

女の子と(英語で)デートできるやつが、英語が上手になるんです。

アメリカで日本人の男がモテようとすると修羅の道です。

それでもデートしたい!っていう気持ちが、あなたの英語を上達させることは間違いないです。

ちなみに、女性の場合はあまりこの方法は使えないですね。なぜならしょぼい英語でも男は熱心に耳を傾けてくれるから。

これから留学する人、今留学中の人は今回のエントリを参考にしてみてください。

せっかくの留学なので、大いに英語に触れる機会を増やしましょう。

大学4年間の留学生活を通して、しっかり英語