米国税理士の試験に合格するための学習時間は短い?調べてみた

米国税理士試験に合格するためには一体どのくらいの学習時間が必要なのでしょうか?

USCPAを全四科目合格するには約400時間と言われたりします。一科目あたり100時間ですね。

EA(米国税理士)はどうでしょう。

ネットで調べてみると、Part I(個人税務)に対して50時間、Part II(法人税務)に対して85時間、Part III(Representation)に対して45時間なんていうコメントも見受けられます。合計180時間ですね。

私はEA試験の勉強時間を記録していたので、実際にどれくらいの時間がかかったか検証してみましょう。

米国税理士試験に費やした総学習時間

結論:約120時間

この数字は概算になりますが、大体120時間くらいでした。

期間としては、2018年10月15日から2019年1月11日まで勉強してました。1月12日に最後のパートを合格しています。

日数:約40日

1日あたりの平均学習時間:3時間

勉強した日をすべてブログに記録していたわけではありませんが、だいたい40日程度を費やしました。

一日あたりの勉強時間はかなり幅があります。例えば平日は一日1時間程度で、週末は5時間勉強した、なんていう感じでした。しかし平均を取れば約3時間程度だったと思います。

ネットで見つけた総学習時間180時間説よりも短いですが、これは私が過去にUSCPAでRegulation(税務・商法)を勉強したことがある、そしてなにより現職が法人・個人税務ということが理由でしょう。

本職なのに120時間も費やして逆に時間かかったね、というのが本人の感想ですw。

また、英語についても私は苦労しませんでした。なにせアメリカの地で、英語を使って働いていますので。

もし、このブログを読んでいる方が日本にいて、米国税務に一度も触れたことがない場合は、180時間という数字は現実的かと思います。

英語の読解が苦手な方については、180時間プラスαを費やすことになるでしょう。

米国税理士試験パート別学習時間

さて、私のEA試験の総学習時間は120時間でした。

では各パートの学習時間はそれぞれどのくらいだったでしょう。

Part I(個人税務) :57時間(19日間)

Part II(法人税務):33時間(11日間)

Part III(Representation):30時間(10日間)

上記はおおよその数字ではありますが、こんなもんでした。

意外にもPart Iの個人税務に最も時間をかけています(法人税務が一番時間かかると当初思っていた)。これは、私が使用した教材Fast Forward Academyで、Part I(個人税務)が最も問題数の多いパートだったことが影響しています。Part II(法人税務)が759問に対して、Part Iは1059問でした。

また、Part Iを一度不合格になっていることも大きいでしょう。たしかPart Iの勉強開始からわずか1週間たらずで試験に挑み、見事玉砕したんです。甘く見ていたからです。二度も不合格になるのは嫌だということでその後しっかり時間をかけた、という経緯があります。言い換えると、Part Iについてはやや時間をかけすぎたかもしれません。

そうしたことも踏まえて結論を言うと、私の場合は各パートでおよそ30〜40時間程度の学習時間が必要だった、と言えます。

実務経験が無かったり、英語に苦手意識がある場合はこれ以上の時間がかかることでしょう。各パートで60〜90時間程度の学習、合計で180〜270時間程度ではないでしょうか。

米国税理士試験合格のために解いた問題の数

結論:約2500問を最低一周。間違えた問題1000問くらいを中心に3〜5周。

解いた問題の数でもって、時間以外の単位での勉強量を可視化したいと思います。(無理があるかもしれませんが…)

私が使用したFast Forward Academyの練習問題の総数は2430問でした。

※公称3500問あるはずなので、残りの1000問はPractice Exam(模擬試験)として出題されたのかと思います。模擬試験は問題数を確認できませんが。

各パートは次のような構成になっています。

Part I(個人税務) 1059問

Part II(法人税務) 759問

Part III(Representation) 612問

模擬試験 約1000問?

Part IからIIIは最低一周はしています。一周したのちに、間違えた問題を中心に二週目に入りました。Fast Forward Academyは間違えた問題を記録してくれており、赤・黄・緑という三色で各単元の理解度を可視化してくれます。大体3〜5周くらいすると緑(理解できているという意味)になった印象です。

まとめ

米国税理士試験合格のために必要な勉強時間を検証してきました。

巷では180時間と言われていましたが、実際に私が受験勉強を通して費やした時間は120時間程度でした。実務経験のあるものとしては、まあこんなもんか、むしろちょっと時間かかりすぎでは、という印象です。

USCPA(米国公認会計士)試験については、全科目を合格するのに400時間と言われたりします。

それに比べれば当然少ないです。USCPAのRegulation(税務・商法)と同様か、少々プラスαで税務を学習する必要がある、といった感覚でしょうか。(商法はEA試験には出ません)

実務経験がない、かつ英語に不安がある人は当然もう少々時間を要することになるでしょう。

ざっくりではありますが、180時間に1.2〜1.5倍掛けくらいでしょうか。200〜270時間程度の学習時間が必要かと思います。